言いたか放題

何にでもひとこと言わせて下さい。

フリージャーナリストって所詮、情報商売人じゃないか。

 フリージャーナリストの安田純平が解放され帰国した。日本では彼の行動に対して「自己責任論」や「擁護論」がネット上でにぎやかだ。自己責任論は、彼が拘束されるに至った経緯からしてもっともな論だ。一方、擁護論は、ジャーナリストとしての使命の尊さ、彼らからもたらされる情報が世界を動かし、平和に貢献しているという事実、政府の庇護の下に行動することはジャーナリズムの死を意味する等々もっともらしいことが述べられている。「自己責任論」や「擁護論」それぞれに納得できることろはある。
 しかし、この自称フリージャーナリスト安田純平という人間が、トルコ、シリアなどアラブ諸国に関し、どれだけの情報を日本に伝えてきたのか。ワシは不勉強ながら彼が取材した情報に接したことがない。日本のマスコミが伝えるアラブ情報はほとんどが外国の通信社から情報を調達したもので、日本のマスメディアは安全なところにいて、その情報を右から左に流しているにすぎない。このような報道姿勢の日本のマスメディアが、なぜ特ダネもない、特段の取材実績もない安田を英雄扱いするのか理解に苦しむ。
 日本国民としては、国民の税金で身代金が支払われるくらいなら、そこまで危険なところで取材してもらわなくて結構、これまでどおり外国の通信社情報を流してくれればいいと思う。それでも、どうしても特ダネを取材したいと言うのなら日本政府に救出など懇願しない、拒否することだね。だって、特ダネ取れたら情報が高く売れ、名声も上がる。だから危険地帯に行くんだろ。そういう金もうけのために国民の税金は使われるべきではない。