言いたか放題

何にでもひとこと言わせて下さい。

日韓関係を清算。来年は「新日韓関係構築元年」だ。

 日韓の間には、過去から様々な懸案があるが、慰安婦財団の解散、徴用工判決、レーザー照射問題が立て続けに起こり、今や険悪な関係に陥っている。二国間関係が良好に越したことはないが、それぞれが妥協できない主張をもっているのなら、関係悪化を享受することも必要だろう。
 日本はこれまで、韓国問題では妥協、土下座することで問題を棚上げ、解決してきたが、最近の韓国の反日姿勢をみると、さすが妥協・土下座のプロ自民党でも、国民の声には抗しきれないようだ。むしろ、今の日本の姿勢が主権国家としてのあるべき姿ではないかと考える国民は多い。
 日韓関係がこじれた平成30年も今日で終わりだ。来年が日韓にとっていい年になりますようにとは言わない。日本は、冷めきった日韓関係を一度清算して、新たな日韓関係を構築する元年にしたらどうか。政府及び与党には、来る朝鮮半島有事に備えて、日米韓の結束を保つべきだという意見があるが、日韓の防衛協力が消滅したとしても、それが直ちに朝鮮半島有事に進展するとは考えられない。米韓の軍事同盟は現存するし、北は韓国と有事を構えるだけの経済力はない。また中国やロシアがそれを許すとは思えない。
 日本は迫りくる朝鮮半島有事に対し非常に敏感になっているし、それはそれで大事なことだが、日米韓の防衛協力に固執しすぎている。そのために疑心暗鬼の日韓関係、偽りの日韓関係を続けていくことで、緊密な防衛協力が発揮できると思っているのだろうか。一度関係を清算して、冷却期間を設けて冷静になったほうがいいと思う。特に韓国は。そして、お互いが必要性を感じたら、そこで新たな日韓関係が構築されてくる。日本はこのくらいの大きな気持ちをもって新年を迎え、来る年は、「新日韓関係構築元年」になるよう外交努力をするべきと思う。